むかし、むかしのこと、寒い冬が去って、3月のはじめての巳(み)の日にお祓いをしたことからはじまったの。これはね、源氏物語という今から千年ぐらい前のお話にも出てくる行事で、このおはらいの日には皆が川原に出て人間の形にきりぬいた紙でからだじゅうを撫でて、病気やけがれをこの紙の人形にうつして、川に流したの。

この「巳の日の祓」をいつからか3月3日と決めて、行なうようになり、そしてこの日に おひなまつりをするのは、祓いの行事と深い関係があるということなのよ。

 

 

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